PF Timing Memo K. Furukawa, Aug.20.2004. (A) PF 関連の変更 (1) Gun Grid Timing に Monitor 用 FanOut と Cable Delay 追加 (2) RF Timing の 114MHz TD2 を 571MHz TD4 に変更 (3) Gun Modulator Timing を 20 年前のものから TD4 に変更 (4) PF Revolution Freq. 用 TTL/ECL Converter を変更 (5) PF 25Hz Kicker Timing に Monitor 用 FanOut を追加し構成 Module を変更 (6) PF BT BPM Timing は FanOut 追加後 Opt Module にも接続予定 (7) PF 用 Synchronizer Module のどこかに接触不良?予備と双方を試験中 (8) 古い Cable を新しいものと交換、不要に長いものは適度なものに交換 (9) 50Hz 信号抜け監視の Module を各所に設置した (10) 立上げ時に行うことは予定どおり (1) Gun Grid Timing に Monitor 用 FanOut と Cable Delay 追加 Timing を Monitor しやすくするために TTL FanOut Module を追加し、 SLED Timing に対して Beam Timing を最適化し Energy Jitter を最小にす るために Cable Delay を追加した。 現在のところ Linac 内基準に対し Delay が 36ns 大きくなっている。Beam を出してから再度調整予定。 (2) RF Timing の 114MHz TD2 を 571MHz TD4 に変更 Linac 内の Timing の Jitter による Energy Jitter を小さくするために、 RF System の同期 Clock を 114MHz から 571MHz に変更した。残念ながら 回路構成が Noise や Cross Talk に弱く、これまで 114MHz では見えなかっ た問題が見えている。場合によっては今後構成を見直す必要があるかも知れ ない。 現在のところ Linac 内基準に対し Delay が 20ns 小さくなり、Jitter が 9ns から 2ns になっている。 (3) Gun Modulator Timing を 20 年前のものから TD4 に変更 主制御室に残っていた最後の Module の電源を落とし、Main Timing Station の TD4 に移した。元の Timing に合わせた。特に効かないが、 Jitter は 40ns から 2ns になったはず。 (4) PF Revolution Freq. 用 TTL/ECL Converter を変更 571MHz Clock を使うことにより、耐 Noise 性が Severe になったこともあ り、手作りの TTL/ECL Converter を入れ替えた。しかし、Noise に注意を 払った製品ではないので、今後対策を考える。現在 KEKB, AR と別 Module とすることで、Cross Talk を逃げている。 現在のところ Delay が 5ns 大きくなっている。 (5) PF 25Hz Kicker Timing に Monitor 用 FanOut を追加し構成 Module を 変更 Timing を Monitor しやすくするために TTL FanOut Module を追加し、さ らに、非標準的に汎用 Module を使用していた部分を別の Module TTL/NIM Gate にに置き換えた。Shutdown 前は、625ns の Revolution 間隔のうち約 40ns について Jitter があったが、これらの変更によって Delay が変わり、 Jitter はなくなった。 現在のところ Linac 内基準に対し Delay が 15ns 大きくなっている。 これまでどおりの 24V Pulse による Timing 信号の他に、Opt Module によ る信号の伝送も始めた。近いうちに 24V Pulse は止めたい。 (6) PF BT BPM Timing は FanOut 追加後 Opt Module にも接続予定 現在のところ変更していないが、(1) の分だけ Beam は遅く見えるはず。 これまでどおりの 24V Pulse による Timing 信号を送っている。Beam を確 認後、現在の信号は分岐できないので、Monitor しやすくするために TTL FanOut Module を追加して(Delay は変わる)、24V Pulse と Opt Module 双方の伝送を行うことにしたい(9 月 21 日)。近いうちに 24V Pulse は 止めたい。 (7) PF 用 Synchronizer Module のどこかに接触不良?予備と双方を試験中 調整中に再度 PF 用 Synchronizer の Clock 周りで接触不良があった。内 部の IC の Socket からの浮きの可能性がある。現在は予備 Module を使用 しているが、予定どおり Module を交換して入射試験を行いたい(9 月 21 日)。 ----- PF Timing Memo K.furukawa, Jun.4.2004, Jun.25.2004. (A) Energy Spread SLED Timing の最適化 現在は 2-bunch 運転の 1 bunch 目の Timing になっている 最適化するとおそらく Beam Timing は現在より約 50ns(?) 遅くなる BPM Timing は影響を受けない Kicker Timing は何もしないと現在より早くなる (約 50ns, 次項参照) Energy jitter のうち 0.05% 程度を担っている。 秋の Linac 立上げ時に調整し、PF 入射開始時に Kicker 調整を行う。 (B) Kicker Timing Jitter 800ns のうち 40ns について平均 20ns の Jitter 25 Hz Kicker Timing を作ったときから (2 月の Module 交換で悪化(?)) 予備品と交換すれば少し改善するが 5ns 程度 Timing を遅らせることが好ましい PF Kicker 側の Delay を小さくする これは上の (A) を行えば自動的に解消する。 (C) Energy 測定, Feedback 測定点と Target 値 PM9 と QC1 秋から QC1 に移行する。 (D) Module 交換試験 いくつかの Module の予備品の試験を行いたい 繰り返し Module 同期 Module (E) 測定点を追加したい 10ns 程度 x n の Timing のずれが生じる (F) 伝送線を Fiber にする (G) その他 25Hz で入射できない? Bucket あたりの電流にばらつきができてしまうため。 今後 PF 側で検討してもらう。 Linac Single Bunch が重要? 半年程度をめどに長期的に考える。 ----- (A) - (F) の準備を Shutdown 中に(主に Linac 側)行う 立上げ前 予想される Delay の変化をまとめる 立上げ時 Beam - BPM - Kicker - Septum の Delay 確認 これはできるだけ終わるまで継続して時間をもらう Energy Feedback の変更試験 30 分 Orbit Feedback の変更試験 30 分 BT end の軌道確認、Linac end の軌道との依存性 30 分 入射試験 30 分 Emittance 及び Energy Jitter 測定 30 分