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IUC #18打合せメモ

日時:2005年6月10日(金)
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):飯田、船越、榎本、菊池、設楽、本間、
古川、小野、柿原、春日、小川、小林、高橋、白川、佐波、飛山、
生出、谷本、紙谷、横山、池田、佐藤(文責)
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(1) ベンド電源の許容誤差 (飯田)

・電源安定度RMSで、10^-4, 10^-3の場合の、emittance, size, BMAGを計算した。
(BK, BP, BH0, BH11, BH12)
10^-4の場合、emittance, sizeエラー数%で、BMAGもほぼ1となり、許容範囲内である。
電源仕様は、10^-4で進んでいる。
 パルスベンドに関しては、安定度10^-3の条件下で、
(e'/e, sigma',sigma, BMAG)=(1.340, 1.157, 1.04)
となるが、安定度の定義はrmsであり、
パルスベンドの実際の仕様はpeak-to-peakで10^-3(rmsで〜2.5e-4)
を予定しているので許容範囲内である。

(2) 夏作業の立ち入り規制日 (飯田)

・レーザートラッカ使用作業中(*)は、干渉しない場所での作業をお願いします。
但し、5セクタの作業は問題ない。

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(*) 工程表中の下記作業:予定通りの場合、7/7(木)-11(月), 22(金)-27(水)の間。
作業番号 (3): 電磁石中心位置、ビームライン罫書き
作業番号 (4): 架台アンカー位置罫書き(14台)
作業番号 (9): 電磁石アラインメント(14台)
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(3) モニタケーブル敷設作業 (飯田)

・工程表”(4)架台アンカー位置罫書き(14台)”の後に実施予定。
(予定通りの場合、7/12(火)以降に実施。)

・QPF2, QPD2へのチェンバー組み込みは、マグネット設置後(作業予定業者撤収後)に半割して組み込む。
PFマグネットなので、PF側で担当者を決めて頂けないか?
=> 検討する。

・共通架台(三橋架台)近傍のピットは、(壁と垂直方向の部分)使える可能性あり。
但し、ビーム運転開始後に行う放射線測定の結果によっては、シールド設置でふさがる可能性あり。

C) PF側を真空に保つため、少なくとも4m管一本(現在のBH12下流)の撤去が必要になる。
この作業は、夏工事初日(7/4)行う予定である。
=> 初日は、シールドブロック解体・搬出なので、他作業との干渉無く問題ない。
==> その他、出来るだけ多くのチェンバー(現ラインのチェンバー)撤去も併せて可能か?
最初に撤去した方が、後の作業性が良くなる。

(結論)
・7/6から測量に入るので、7/4, 5に出来る範囲で撤去する。


C) QC1は(20mほど)下流へ移動するが、ダクトの変更は必要なのか?
=> 必要ない。

C) QPF1,QPD1のダクトは7/19日に納入できる。QPF2,QPD2のダクトも7/19日に納入できる可能性あり。
(磁石設置時に、同時に組み込み作業が出来る。)
打合せ後、会社へ確認をとる。


(4) 電源の制御に関して (飯田、古川)

・BH11より上流のマグネット電源を、すべてライナック側に設置する提案があった。
電源新規製作(ステアリングx3台, Qx2台)に時間がかかるので、今夏はケーブル敷設のみで、
電源が納入された時点でライナック制御に切り替えることにしたいが如何でしょうか?

C) 電源の納期は、いま発注すれば8/12になる。
=> 間に合うのであれば、夏にまとめてやった方が良い。
C) ケーブルはあるか?
=> 予備品がたくさん余っているので、大丈夫であろう。

(結論)
・BH11よりも上流に設置するステアリング・Qのうち、現PF-BT既設分の電源に関しても
新規に製作し、ライナック側に設置することにする。(今夏より)

(5) 放射線関係 (佐波)

・放射化物の持ち込み・持ち出し及び加工を行う場合については、
別途、作業計画書の提出が必要である。

・5-8架台と第三SY床鉄板に関しては、6/2メンテ時に放射線測定を行ったが、放射化は認められなかった。
停止後に再測定を行い、加工の是非について連絡する。
アンカー打ち作業に関しては、夏メンテ時のアンカー打ち作業の初回に測定を行う予定である。
その結果をみて、その後のアンカー打ちに対する内部被曝防護の方針を決めるので、協力願いたい。
 第三SYシールドブロックを、扉外に搬出するが、持ち出し時に放射線測定を行う。
その他に、放射化物品持ち出し・加工の予定ありましたら、ご連絡下さい。

C) 撤去する5-8加速管・ダクトはどこに移動するか?
=> ARC部(トンネル内)に移動する。
=> トンネル内移動なので、問題ない。

C) PFダクトの撤去後搬出場所は?
=> PFの機械室で保管する。
=>入射器から持ち出すときに、放射線測定したい。
なるべく他の計測とまとめて行えるよう調整をお願いします。

・放射線変更申請は5月末にヒアリングをすっ飛ばして正式提出した。
通常は提出後二ヶ月程度をめどに許可が下りる。

・秋のビーム運転開始時に、放射線量を測定したい。
これは、ビームストッパーIn, Outの状態で、PFスロープ上・3SY電源室・3SY電源室裏扉前、道路等で測定を行う。

・A1電子銃からマルチバンチビーム(SHB1,2 Standby)を出すと、Arcでのビームロスが大きい。
Machine study時の放射線モニターのログを調査したが、放射線レヴェルは問題なかった。
営業運転時に再度確認を行う。

(6) その他 (佐藤)

・パワーケーブル用貫通孔のモニタケーブル:
5-8上流側導波管用貫通孔に、モニタ用ケーブル4本が通っている。
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各々の用途は、
(a) ECS加速管用モニタケーブルx1
(b) 58加速管モニタ用ケーブルx1
(c) 未使用ケーブルx2
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(b)は、夏に5-8ユニット撤去に伴い不要となるので撤去する。(担当:RF G.)
(a)は、秋以降も使用するが、パワーケーブルとの同居はノイズが問題となりうるので、
下流側導波管用貫通孔へ移動する。(担当:RF G.)
(c)の2本については、パワーケーブルと干渉しない場合には、そのまま残置する。
邪魔であれば撤去する。(担当:制御G)

・分電盤工事:
8/20,21のライナック停電時に、分電盤工事が予定されている。
通電試験はそれより以前(8/9)に予定されているので、試験時には58分電盤を一時使用し、
8/22以降に、新分電盤へ組み替える。

(7) 次回IUC#19

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IUC #19
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日時: 2005年6月24日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 各サブグループ報告等
(2) その他

(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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