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IUC#30
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日時:2005年12月9日(金曜日)10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
紙谷、本間、三橋、小林、菊池、高橋、
古川、飯田、生出、船越、白川、佐藤(文責)
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(1) PF-BT SRM (三橋)
・BT最後のベンド(BH31, 32)に放射光取り出しポートが付いている、
これを利用し、ビーム診断を行う。
将来的には、Optoelectronicによる診断を考えている。

C) 分布は分かるのか?
=> レーザーのオートコリレーションで見るので、対称成分だけしか見られない。
10-ps(通常のLinacビーム)から3-ps程度のバンチ長であれば、通常のストリー
クカメラを使う。
それ以下の領域では、フェムト秒ストリークカメラまたは、強度干渉計(分解能
は6-fs程度)が必要となる。
但し、強度干渉計ではsingle-passではなく、サンプリングが必要
また、横方向エミッタンスはサイズが大きいので、通常の結像系が利用可能。

C) シミュレーションでのバンチ長は?
=> T566まで補正すると、バンチ長0.57-psくらいでる。

C) Sextupoleは入れるか?
=> BTの中心あたりに入れる。

C) ユーザーは?
=> ARのような、光パルスユーザーの利用が考えられる。
 実際にユーザー利用を行い、さらにTop-upと両立させるためには、
将来的には専用のラインをもう一本引く必要があると考えている。

C) ビームはシングルバンチである必要があるか?
=> シングルバンチが必要。但し、リングのrfに同期している必要はない。
==> BTを引くより、パルスバンプの方が良いのでは?その方が安上がりである。
===> そのほうが安上がりであればそちらの方がいいであろう。

C) ユーザー側は、エネルギーピークがシャープなものよりも、多少ブロードの方が好ましいと言っている。
従って、エネルギー広がりはそれほどシビアではない。

C) 1-ps程度であると、CSRが厳しいのではないか?
=> BT全体で圧縮するので、最下流で問題になるかもしれない。

C) 現在のR56は?
=> 約1m。

C) バンチ長は1シグマか?
=> シグマである。FWHMではない。

C) Wakeによる加速電場の違いを考慮し、シミュレーションが必要。
=> ECS設計の時は、そのような計算をした。ローカルにこぶができる。
==> 補正方法はあるか?
===> 検討してみる。

(2) その他

C) パルスベンドのコイル固定は大丈夫か?(セラミックで引っ張る件)
・隙間無く引っ張れば、おそらく大丈夫であろう。(FFAGでの経験から)
但し、バックアップとしてエンプラ(ポリイミド系)の使用も考えてある。


C) 来年度の予算を詰めるべきである。
=> 検討する。

C) AR, e+に関する検討も、具体案を詰めるべきである。
=> ARの場合、寿命急落がしばしば問題になるので、
とりあえず、Vertical DC bendをBTに設置し、e+を入射してみるのも手ではある。
(比較的安く実現できる)。


(3) 次回IUC

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IUC #31
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日時: 2006年1月20日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 各種報告等
(2) その他

(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。

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