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IUC#49 打ち合わせメモ
日時:2008年6月20日(金) 10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
生出、菊池、諏訪田、小林、小川、榎本、
古川、飯田、本間、池田、末武、大沢、佐藤(文責)

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(1) Linacレーザーアライメント (佐藤)

・旧システム:
 ギャラリー部のレーザー(Nd:YAG, 二倍波グリーン)光を、
ファイバー経由でトンネル内のステージ上へ導いている。
 検出器は四分割SPDを使用。ユニット毎の上下流に1個ずつ及びQ架台下へ設置されている。

・問題点:
  ・レーザーを地下へ導く事が困難である
    => ファイバー結合型半導体レーザーへ更新
  ・測定中の変動
  ・モーションコントローラ故障
    => コントローラ/ステージを更新
  ・SPD読み出しモジュール
    => 遠隔読み出し不可
      ==> 現行品改造+小型オシロスコープによる遠隔読み出し。
      ==> ネットワーク対応品開発中。

・人員
  ・測定:2名
  ・アライメント:4人 (測定2名+2名)

C) SPDの放射線劣化等大丈夫か?
=> 要確認。
==> 比較的簡単に取り外す事が可能なので、まず2,3個オフライン測定にて確認する。

C) SPDの数が多すぎるのでは?校正した物を一台使用する方が良い。
=> 当初は、レーザー用ダクト内を真空にする計画であったため、多数設置した。
==> 径の大きいSPDを使用する案もある。

C) 人員の配分があるので、詳しい工程を作成すべき。
=> 今夏メンテにアライメントが必要か?
==> 1〜5セクターよりも、ABセクターの方が、より必要と思われる。
===> 地震の前後等、架台変位を見積もるためにも、将来は不可欠である。


(2) タイミング (古川)
・最大50Hz毎の高速モード変更において、各デバイスで要求される項目は

  ・電磁石
    ・パルスベンド(BM_58_1) On/Off
    ・パルスステアリング(PX_17,21) On/Off、磁場値
    ・他のマグネットは共通設定
  ・RF
    ・高速位相制御
    ・高速ACC/STB変更
    ・rf測定系への同期信号
  ・電子銃
    ・グリッドパルサー選択信号
    ・バイアス及びディレイの高速変更
  ・ビーム測定
    ・高速、同期BPM 読み出し(現在は2Hz)
    ・ワイヤースキャナ、ストリークへのビーム選択信号
    ・ビーム繰り返しの選択
  ・PF-RingとSHBの同期
  ・ビーム安定化フィードバック
  ・パラメータ操作/表示パネル
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C) パルスコイルの取り扱いはどの様になるか?
=> e+モード以外は、STB/Off

・パルスステアリングの最大繰り返しは25Hzである。50Hz e+の場合、パルスステアリングをDCモードで使用する。

・これらの高速切り替えのために、(TD4/TD4Vの代替として)VME64xベースのイベントシステムを使用予定。
現在、実運転用ソフトウェア、データデータベースを開発中。

・秋からの運転は、イベントシステムを使用する。
初めは、現行の切り替え運転を行い、スタディー等の結果を見て、徐々に高速切り替え運転へ移行する。



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