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IUC#24打ち合わせメモ
日時:2005年8月23日(火) 10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
飯田、佐波、小川、設楽、三橋、春日、
菊池、本間、小林、生出、柿原、佐藤(文責)
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(1) IUC工事報告 (佐藤)
・トンネル内工事はほぼ完了した。
本日5-8電源筐体を、新分電盤に切り替え、納期が遅れていた電源を繋ぎ込み(QPF2、QPD2 、VP01、HP01、VP02分)及び、
ビームシャッターのエアー及び冷却水配管を行う。
上記電源の通電試験は、明日(8/24水曜日)行う。
・CT部モジュレータ(5-8モジュレータをコンパクト化改造したもの)も無事納入され、
現在繋ぎ込み中、クライストロン設置は今週中の予定。その後コンディショニングを行う。
・真空系は、本日(8/23火曜日)中に全てIon pumpが立ち上がる予定。
先週、8電極モニタのフランジ接合部溶接箇所からリークがあったが、
溶接上塗りでOKとなった。
・Linacの運転スケジュールは、下記の通りである:
8/25(木) RFコンディショニング開始
9/1(水) 入射器打合せでRFコンディショニング状況報告
(*) ビームON開始日を決める。
(*) KL-CTでのRFコンデイショニング開始は早くても8月末からの予定。
9/5 (月) 本格的なビーム調整開始予定
9/13 (火) PF安全系総合動作試験(13:30-15:00)
9/15 (木) KEKB運転再開
9/20 (火) PF運転再開
9/22 (木) AR安全系総合動作試験(13:30-17:00)
9/26 (月) AR運転再開
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(*) 但し、ビーム調整時期はRFコンディショニングの状況に依存します。
・出来るだけ、PFビーム調整(CT-Gun)を優先し、早めに放射線測定を行いたい。
(2) 第三スイッチヤード測量報告 (飯田)
・Linac罫書き線上の四点を、レーザートラッカで測定したところ、
E2座標系との傾きは、-0.418mradであった。
・また前回報告した、56 quartet、58 quartetの高さ測定だが、
(全体では1mm/ 20m の割合で下流側が高い。56については、(四台のQの中で)0.6mm上がっていた。)
割芯を使用した測定結果では、56の四台のQで0.4mm上がっている。傾向は(前回報告の、基準面を使用した高さ測定と)同じである。
56と58の間では、ほぼフラットである。(間の距離は、約18m)
C) 他の区間はどうなっているのか?
=> 興味はあるが測定していない。あまり長い区間を測定すると、誤差が積み重なるのでは?
==> レーザートラッカでは、かなり良い精度で測定可能だと思われる。
==> どこかで(ローカルに)折れ曲がっていることもあり得る。
===> ライナックノ中でビームラインが曲がっていなければ、マルチエナジーは可能。
ビームテストを行えば、曲がり具合も分かるであろう。その結果、ライナックのアライメントが必要かどうか分かるが、
アライメントの計画は立てる、早めに建てておくことが必要である。
C) 竹内氏が97年頃測定した結果はどうだったか?比較してみると良いと思う。
=> そのころは、レーザーシステムが使えており、
(竹内氏測定との)前後関係は不明だが、ビームを出し始めてからも何度かアライメントを行った。
その際、E2基準面を基準とした。
C) 床の罫書きはどうやったか?
=> レーザーダクトにターゲットが仕込まれており、それを床面に落とし込んでいるようだ。
==> いつのレーザー測定か?比較的、新しいようにも見える。
===> 不明。
C) BKの高さはどこに合わせたか?
=> T2を基準面にして合わせた。
C) Linacの高さは、Linac中心近辺を基準にしているのか?
=> そうしている。
==> レーザーが終端まで透過するように出しているので、どこが基準か分からない。
因みに、KEKBトンネルは5mm/5年沈んでいる。
==> PF ring, Linacはパイルを打っているが、BTは打ってないのでBTだけ沈んでいる。
(3) 安全系信号 (小川)
・PF安全ベンドから受ける信号を、いままでのoff信号からon信号へ変更する予定であった。
しかし、その後技術的に難しい事と、思想的にもon信号は必要ないとことで、
これまで通りoff信号を受けることとした。
(4) 次回IUC
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IUC #25
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日時: 2005年9月9日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) Linacビーム調整報告(佐藤)
(2) 各サブグループ報告
(3) その他
(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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