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IUC#36
日時:2006年5月19日(金曜日)10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
本間、飛山、船越、小川、大西、菊池、飯田、古川、高橋、
末武、柿原、小林、佐波、三橋、佐藤(文責)
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(1) BPM用オシロスコープ設置方針(古川)
・前回、gaussian filterを用いて波形を伸ばしてサンプリング点数を増やす方式について述べた。(時定数: 5-ns/ 10-ns)
現在、2-nsの開発が進んでおり、評価結果によっては使用可能性がある。
 しかし、最初はフィルタなしで運用する方針で行きたい。
精度を出すために、波形を関数フィットすることを考えているが、BPMによって波形が異なり理想的な関数が無い。

C) 波形が異なる原因は?追求する必要があるのでは?
=> コンバイナに因るものだと考えている。
4ch, 8ch及び2ch入力のコンバイナでは、異なる物を使用しているため。

C) コンバイナの帯域は十分か?
=> ロスを抑えるために、reactive型を使用している。帯域は1GHz程度。
==> 10GHz以上の物を使った方が良い。resistive型であれば帯域は普通10GHz以上である。
挿入損失は6dbになるが、ライナックの場合はケーブル長は33mであり、問題 になるほどではない。
実際BTではケーブルは100数十メートルに達するがresistive型を使っても信号強度は問題ない。

C) フィルタは、コンバイナの上流に入れた方が良いのでは?

C) 現システム(5GHz Sa/sのオシロ)での分解能は?
=> 0.1から0.2mm程度。
==> サンプル点数の割には良すぎるのでは?
==> 3BPMにて測定した結果もその程度であった。
===> 軌道パネルでビーム位置が揺らいで見えるのは分解能のせいか?
===> 揺らぎは分解能より大分大きいので、実際にビームが変動していると考えられる。


(2) 放射線申請 (佐波)
・入射器/Test Linacの出力を2倍にする等、4件の申請を7月に行う予定。

(3) PB(5度ベンド)移設 (小林)
・本年夏、PF-BT endにbeam dumpを設置する。
このラインに使用する為、第三スイッチヤードにあるPB(旧PF-BTで使用。現在未使用)を
BT下流へ移設したい。

C) 真空作業は?
=> 必要である。
==> ダクトを繋ぐ作業はLinac側で行う。

C) 移設時期は?
=> 7月上旬を予定している。関係者にて調整する。


(4) 次回IUC
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IUC #37
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日時: 2006年6月2日(金表日) 10:00-
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 未定

(*) 上記以外の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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