FSP003  施設現状報告ポスター  8月8,9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
放医研サイクロトロン(NIRS-930, HM-18)の現状報告
Status Report of NIRS-930 and HM-18 Cyclotron at NIRS
 
○杉浦 彰則,北條 悟,片桐 健,中尾 政夫,野田 章,涌井 崇志(量研機構放医研),岡田 高典,�盒� 勇一,青山 功武,井 博志(加速器エンジニアリング),野田 耕司(量研機構放医研)
○Akinori Sugiura, Satoru Hojo, Ken Katagiri, Masao Nakao, Akira Noda, Takashi Wakui (QST NIRS), Takanori Okada, Yuichi Takahashi, Isamu Aoyama, Hiroshi Ii (AEC), Koji Noda (QST NIRS)
 
量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所のサイクロトロン施設には、NIRS-930(K=110)とHM-18(K=20)のサイクロトロンが設置されている。 NIRS-930は、放射性薬剤の研究開発を中心に、荷電粒子の核破砕反応測定、陽子線治療の高度化のための基盤研究、放射線生物学の基礎実験、放射線検出器の開発、耐放射線性評価試験等に対して使われている。平成27年度は1707時間が利用された。特に放射性薬剤の研究開発では放射線内用療法の研究開発のため211Atを製造する割合がさらに多くなった。加えて治療薬の製造にはより高いビーム強度が求められていることから、その製造に使われる34 MeV, Heや24 MeV, H2のビーム強度アップのための調整運転が行われている。他に、27 MeV, Heや144 MeV, Cの提供が新規に行われた。また、老朽化対策としてマグネチックチャンネル用電源の交換やデフレクターの更新等を行った。 HM-18は放射性薬剤の製造及び研究開発専用に使われている。18 MeV, 陽子及び9 MeV, 重陽子を供給可能であり、11Cや18F、15O等を用いた放射性薬剤の製造及び研究開発に利用されている。平成27年度は1554時間が利用された。 本報告では、サイクロトロン施設の利用状況、加速器のR&D、故障事例について述べる。