FSP011  施設現状報告ポスター  8月8,9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
京都大学原子炉実験所FFAG加速器施設現状報告
Status Report on FFAG accelerator complex at KURRI
 
○栗山 靖敏,石 禎浩,上杉 智教,阪本 雅昭,武藤 正文,森 義治(京大炉),堀田 有哉(京大工)
○Yasutoshi Kuriyama, Yoshihiro Ishi, Tomonori Uesugi, Masaaki Sakamoto, Masayuki Muto, Yoshiharu Mori (KURRI), Yuya Horita (Kyoto Univ.)
 
京都大学原子炉実験所では、FFAG加速器からの100MeVおよび150MeVの陽子ビームを用いて、 加速器駆動未臨界システム(ADS)実験、金属材料への陽子ビーム照射実験、放射性・非放射性のエアロゾルを含む化学種定量のための空気チェンバーへ照射実験、BNCTの基礎研究のための生体ラットへのビーム照射実験等が行われている。現在は昨年10月に発生した線形加速器(RFQ)の不具合への対処を行っているため、ユーザーへのビーム供給は停止しているが、今年度中には、再稼働が予定されている京都大学臨界集合体実験装置(KUCA)と結合したADS実験を3年ぶりに再開する予定である。本発表では、これらの現状とアップグレード計画についての報告を行う。