FSP029  施設現状報告ポスター  8月8,9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
原子力機構-東海タンデム加速器の現状
Status of JAEA-Tokai Tandem Accelerator
 
○松田 誠(原子力機構)
○Makoto Matsuda (JAEA)
 
原子力機構-東海タンデム加速器施設における2015年度の加速器の運転日数は141日であった。最高運転電圧は18MVで、10日間の利用があった。しかし、11月に放電により一部の加速管に不調が生じ、運転電圧を低く抑えて運転を継続せざるを得なくなり、年度末には最高電圧は13MVまで下がった。利用されたイオン種は15元素(18核種、22のイオン種)である。利用分野は核物理36%、核化学26%、原子物理・材料照射33%となっている。 主な整備事項として、加速管の高エネルギー側にあるビームアパーチャーおよびファラデーカップ位置の再アライメントを行った。また、年度途中から不調となった加速管8本のの交換作業を実施した。 加速器の運転・開発状況およびビーム利用開発について報告する。