MOOL01  電子加速器/真空  8月8日 国際会議室 15:20 - 15:40
極短電子バンチからのテラヘルツ領域コヒーレント遷移放射の計測
Measurement of coherent transition radiation in the THz region from extremely short electron bunch
 
○阿部 太郎,柏木 茂,日出 富士雄,武藤 俊哉,柴崎 義信,南部 健一,長澤 育郎,高橋 健,齊藤 寛峻,濱 広幸(東北大学電子光理学研究センター)
○Taro Abe, Shigeru Kashiwagi, Fujio Hinode, Toshiya Muto, Yoshinobu Shibasaki, Kenichi Nanbu, Ikuro Nagasawa, Ken Takahashi, Hirotoshi Saito, Hiroyuki Hama (Research Center for Electron Photon Science, Tohoku University)
 
我々は、東北大学電子光理学研究センターに建設した小型試験加速器施設(t-ACTS:test Accelerator for Coherent THz Source)において、加速器ベースのコヒーレントテラヘルツ光源の研究開発を行っている。テラヘルツ領域でのコヒーレント放射を得るためには、サブピコ秒オーダーの電子バンチを生成する必要がある。我々はVelocity bunching法を用いてバンチ圧縮を行い、ストリークカメラを用いた可視光領域の遷移放射の測定によって500 fs以下の極短電子バンチの生成を確認した。しかし、現在のセットアップではストリークカメラを用いた測定系では時間分解能が約400 fsであり、テラヘルツ領域のコヒーレント放射を発生するのに十分なバンチ長まで電子ビームが圧縮されているかを確認することができなかった。そこで、遷移放射の電荷量依存性および干渉計を用いた遷移放射のスペクトルを測定し、極短電子バンチからのテラヘルツ領域のコヒーレント遷移放射を確認した。本発表では、コヒーレント遷移放射強度の電荷量依存性の測定、ならびに干渉計によるスペクトル測定の結果について報告する。