MOOL04  電子加速器/真空  8月8日 国際会議室 16:20 - 16:40
ATF2焦点における FONT パルス内フィードバックを使ったジッター低減
Beam jitter reduction with FONT intra-train feedback at ATF2
 
○奥木 敏行,照沼 信浩(高エネ研、総研大),加納 勇也,駒宮 幸男(東大),Kraljevic Neven,Christian Glenn,Bromwich Talitha,Burrows Philip,Perry Colin(Oxford University)
○Toshiyuki Okugi, Nobuhiro Terunuma (KEK, SOKENDAI), Yuya Kano, Sachio Komamiya (University of Tokyo), Neven Kraljevic, Glenn Christian, Talitha Bromwich, Philip Burrows, Colin Perry (Oxford University)
 
ATF2ビームラインは、国際リニアコラー計画(ILC)の衝突点でビームを小さく絞るための技術開発をおこなっている。ILCでは、1つのパルス内に他数のバンチを加速する多バンチビーム運転を考えていて、ATF2ビームラインでも約180ns離れた2つのビームを同時に焦点に送ることが出来る。 Oxford大学の研究グループは、同一パルス内で1番目のビームの位置の情報から2番目以降のビームの位置ジッター、角度ジッターを低減する高速Feedback 技術(FONT)の開発を進めていて、ATF2ビームラインにおいて開発試験を進めている。 現在、ATF2の焦点では電子ビームの位置ジッター、角度ジッターがビームサイズや角度分散の20-30%程度ある。本発表では、2バンチビーム運転時の後続バンチの位置ジッター、角度ジッターを高速 Feedback 技術を使い抑えた時のATF2の焦点でのビームサイズの影響について報告する。