MOOLP01  合同セッション  8月8日 国際会議室 10:00 - 10:30
実用加速器を目指したステージングレーザー航跡場加速
Staging laser wakefield acceleration research aiming at practical accelerators
 
○細貝 知直(阪大工),益田 伸一,ジドコフ アレクセイ,パサック ナビーン,大塚 崇光,荻野 純平(阪大 光センター),中村 隆浩(阪大工),末田 敬一,金 展(阪大 光センター),田口 雄基,大迫 浩幹(阪大 工),中新 信彦(量子機構 関西研),兒玉 了祐(阪大 レーザー)
○Tomonao Hosokai (Dept. Eng. , Osaka Univ.), Shin'ichi Masuda, Alexei Zhidkov, Naveen Pathak, Takamitsu Otsuka, Junpei Ogino (PPC , Osaka Univ.), Takahiro Nakamura (Dept. Eng. , Osaka Univ.), Keiichi Sueda, Jin Zhan (PPC , Osaka Univ.), Yuki Taguchi, Kouki Osako (Dept. Eng. , Osaka Univ.), Nobuhiko Nakanii (QST KPSI), Ryosuke Kodama (ILE, Osaka Univ.)
 
内閣府ImPACTプログラム(佐野PM)にてテーブルトップサイズXFELの実現を目指してレーザー航跡場加速(LWFA)の開発を進めている。XFELには超安定かつ高品質のGeV級高輝度極短電子ビームが必要である。これまでのLWFA研究では数GeVの準単色電子ビームの発生は既に報告されているものの、再現性の高いリピータブルな電子ビームは得られていない。我々は、リピータブルなGeV級LWFAを実現するため、マルチレーザービーム駆動のステージングLWFAを提案し研究を開始した。はじめに、我々はプラズママイクロオプティクスと名付けられたプラズマ集光デバイスを提案しリピータブルな入射電子ビームの生成法を確立した。続いて、入射電子を追加速用レーザー航跡場によって自在に加速/減速し準単色電子を発生するステージング加速にも成功した。これらの技術に電子集束用オプティクスを用いたエネルギースライス技術を加え、現在、装置サイズ〜1mで200MeV級のリビータブルルな単色電子を発生するレーザー加速装置を構築した。今回は、これらの要素技術をさらに展開して開発を進めている「リピータブルなGeV級ステージングLWFA」研究の進捗を報告する。加えて、内閣府ImPACTプログラムにてSP-8播磨キャンパスの旧SCSS加速器トンネル内にて構築を開始したLWFA専用プラットフォームについても紹介する。