MOP010  LLRF  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARCリニアックにおける中間パルス形状に対応したビーム負荷補償試験
Study of Beam Loading Compensation with Comb-like Structure at J-PARC Linac
 
○二ツ川 健太,小林 鉄也,方 志高,福井 佑治,道園 真一郎(高エネルギー加速器研究機構),佐藤 福克,篠崎 信一,溝端 仁志(日本原子力研究開発機構)
○Kenta Futatsukawa, Tetsuya Kobayashi, Zhigao Fang, Yuji Fukui, Shinichiro Michizono (High Energy Accelerator Research Organization), Yoshikatsu Sato, Shinichi Shinozaki, Satoshi Mizobata (Japan Atomic Energy Agency)
 
 J-PARCリニアックは, RFQ下流のビーム輸送路(MEBT1)に設置されているRFチョッパ空洞で不必要なビームを蹴ることにより、中間パルスと呼ばれる櫛形構造のビームを生成している。従って, RFQ下流の空洞では中間パルス形状を持つビームが通過すると, 必然的にこのビーム形状の負荷がある。現在までは, ビーム電流を設計値で運転していないこともあり, 中間パルス形状に対応した負荷補償ではなく, 平均的なビーム電流を仮定した矩形の負荷補償を行ってきた。しかし, ビーム電流の増加でビーム負荷が大きくなるに伴い, RFの要求精度を満たすことが難しくなってきた。そこで, 中間パルス形状に対応したビーム負荷補償の試験を実施した。本件では, 中間パルス形状でのビーム負荷補償試験の結果を報告する。