MOP011  LLRF  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
cERLにおける高周波計測系の振幅・位相変動
Amplitude and phase drift observed at LLRF system of compact ERL in KEK
 
○荒川 大,片桐 広明,竹中 たてる,Qiu Feng,三浦 孝子,道園 真一郎,矢野 喜治,明本 光生(高エネルギー加速器研究機構)
○Dai Arakawa, Hiroaki Katagiri, Tateru Takenaka, Feng Qiu, Takako Miura, Shinichiro Michizono, Yoshiharu Yano, Mitsuo Akemoto (High Energy Accelerator Research Organization)
 
cERLは1.3GHzのCW高周波を用いた超伝導エネルギー回収型リニアック (ERL)である。次世代放射光源の施設として高安定の電子ビームが 求められており、このため加速高周波に対しても高い安定度が要求 されている。 しかしERL開発棟の設備環境は、加速器室と高周波 制御室の間には空調装置がなく、この部分に敷設される高周波モニター ケーブルの温度特性による位相及び振幅のドリフトが懸念されたため、 ケーブル用の恒温ダクトを設置した。 また低電力高周波系の制御室内 における温度安定化対策を行ってきた。 この温度安定化の効果と ビーム運転時の高周波振幅・位相への環境温度や湿度などの影響に ついて報告する。