MOP074  光源加速器  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
アト秒・ゼプト秒X線パルス発生のための共振器型赤外FELの3次元シミュレーション
Infrared FEL oscillator 3D simulation for an atto- and zepto-second x-ray generation
 
○永井 良治,羽島 良一(量研機構)
○Ryoji Nagai, Ryoichi Hajima (QST)
 
高次高調波発生(HHG)を用いたアト秒・ゼプト秒X線パルスには、波長4ミクロン以上、パルスエネルギー1mJ級、パルス長数サイクルの中赤外レーザーが必要であが、既存の光パラメトリック増幅器(OPA)などを用いた手法では、このようなレーザー光の発生は困難である。そこで、共振器型自由電子レーザー(FEL)における完全同期発振を用いれば、このようなレーザー光が発生可能であり、高次高調波発生を用いた硬X線パルス発生が実現できる。ここでは、数サイクル、mJ級の中赤外パルス光を発生するための諸条件を明確にするために共振器型赤外FELの3次元シミュレーションを行ったので、その結果について報告する。