MOP138  加速器土木・放射線防護  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
ILC誘致を円滑に推進するためのAAA・CIVIL部会における検討(その2)
Study on civil-related works by AAA・CIVIL subcommittee to smoothly host ILC(No.2)
 
○武内 邦文(大林組),大西 有三(関西大学),吉岡 正和(東北大学・岩手大学),関根 一郎(戸田建設),河上 清和(五洋建設),濱嶋 博文(大成建設),福田 和寛(清水建設),下河内 隆文(竹中工務店),川端 康夫(飛島建設),大山 寛夫(鹿島建設),平井 秀樹(前田建設工業)
○Kunifumi Takeuchi (Obayashi Corporation), Yuzo Ohnishi (Kansai University), Masakazu Yoshioka (Tohoku University・Iwate University), Ichiro Sekine (Toda Corporation), Kiyokazu Kawakami (Penta-Ocean Construction Co.,Ltd.), Hirofumi Hamajima (Taisei Corporation), Kazuhiro Fukuda (Shimizu Corporation), Takafumi Shimogochi (Takenaka Corporation), Yasuo Kawabata (Tobishima Construction), Hiroo Ohyama (Kajima Corporation), Hideki Hirai (Maeda Construction)
 
先端加速器科学技術推進協議会(AAA)とは,最先端の加速器開発による科学技術の飛躍を目指して設立された産官学の連携組織で,主として国際リニアコライダー(ILC)の日本誘致に向けて,2014年12月にCIVIL部会を設置した.昨年度の報告では,ILC施設建設上の重要課題を調査するWG1,建設マネジメントを調査するWG2,まちづくりを調査するWG3,および,先行類似施設等を調査するWG4に分かれ活動を行った進捗状況概要を報告した.本報告では,平成27年度の活動成果として,重要事項WG1ではILC候補地である北上山地を現地視察調査した結果を踏まえて,ト ンネルの戦略的な地質調査,および水文・水利用に関し調査した.マネジメントWG2では,最近の多様化しつつある公共工事の入札契約方式(復興まちづくりCMR方式、ECI入札契約、FIDIC契約約款)の内容調査、およびトンネル等地下構造物の維持管理実績として,鉄道トンネル・道路トンネル・電力施設・加速器施設の調査を実施した.そして,まちづくりWG3 では,ベンチャーインキュベーションの事例調査(神奈川サイエンスパ ーク)を踏まえて,まちづくりとしての排熱利用,交通問題,そして既存施設の利用について調査した.今後は,これらの成果等を適宜とりまとめて公表し,日本正式誘致に向けた活動に対して,協議会という民間の立場からの支援や提言等をしていく予定である.