TUP018  高周波加速空胴  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
20KにおけるCバンド加速管の大電力RF試験
High-Power Test of C-band Accelerating Structure with a High-Q factor at 20 K
 
○飯野 晃弘(総研大),山口 誠哉,新富 孝和,肥後 寿泰,舟橋 義聖,松本 修二,道園 真一郎(高エネ研),遠藤 克己((株)トヤマ),上野 健治(三菱商事テクノス(株))
○Akihiro Iino (Sokendai), Seiya Yamaguchi, Takakazu Shintomi, Toshiyasu Higo, Yoshisato Funahashi, Shuji Matsumoto, Shinichiro Michizono (KEK), Joe Endo (TOYAMA CO.Ltd), Kenji Ueno (Mitsubishi Corporation Technos CO.Ltd)
 
現在、クライオ電子リニアックを基盤とするコンパクト空間干渉性X線(PXR)源の開発が高エネルギー加速器研究機構、株式会社トヤマ及び日本大学を中心として行われている。本加速器では装置の小型化を図り、PXF照射に使用された電子ビームのエネルギーを減速管で5MeV(加速管の入射ビームエネルギー)まで下げ、放射線量を低減するシステムが採用される。本システムを小型かつ効率的に実現するためには高いQ値を持つ加減速管が必要である。本開発では、加速管母材には残留抵抗比の高い高純度銅材(純度:6N8)を用い、かつ加速管接合には拡散接合を用いた。このように製作したCバンド加速管を20K程度の低温で運転する。本報告では、このCバンド加速管について20Kにおける低電力試験及び大電力試験の試験結果ついて報告する。