TUP025  高周波加速空胴  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
高次モード測定によるcERL入射器超伝導空洞の設置位置誤差の評価
Estimation of Alignment Error by measuring Higher-Order-Mode of Injector Superconducting Cavity at cERL
 
○本田 洋介,許斐 太郎,帯名 崇,梅森 健成,阪井 寛志,加古 永治,宮島 司(高エ研)
○Yosuke Honda, Taro Konomi, Takashi Obina, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Eiji Kako, Tsukasa Miyajima (KEK)
 
低エミッタンス電子銃で生成したビームを性能悪化させることなく加速し輸送することは、線形加速器型の光源において極めて重要である。このために、ビーム軌道が加速空洞の電場中心に一致するように調整するのが理想的である。cERLの入射器加速空洞は3台の2セル超伝導空洞で構成されており、それぞれの空洞には高次モード(HOM)カップラが備えられている。多数のHOMのうちダイポールモードは空洞中心に節を持つので、これを検出することでビーム位置と実際の電場中心の相対的な位置関係が評価できる。ビームの応答から、3台の加速空洞の設置状態の直線性について評価を行った。