TUP038  粒子源  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARCイオン源の現状
Status of the J-PARC Ion Source
 
○大越 清紀,池上 清,高木 昭,浅野 博之,上野 昭,柴田 崇統,南茂 今朝雄,神藤 勝啓,小栗 英知(J-PARCセンター)
○Kiyonori Ohkoshi, Kiyoshi Ikegami, Akira Takagi, Hiroyuki Asano, Akira Ueno, Takanori Shibata, Kesao Nanmo, Katsuhiro Shinto, Hidetomo Oguri (J-PARC Center)
 
J-PARCリニアックのセシウム添加高周波駆動型(RF)負水素イオン源は、2014年10月から運転を行っている。昨年、本学会で報告した良質アンテナの選別やアンテナダメージを軽減する立上げ方法に効果があり、ここ一年間はアンテナ破損によるビーム停止は発生していない。利用運転では、ピーク電流を33mAから45mAに増加させたが、特に故障もなく1,080時間の連続運転に成功している。ビーム電流値の安定度は、フィードバックシステムにより、低エネルギービーム輸送系(LEBT)にて±2%以内に維持できている。本発表では、RF負水素イオン源の最近1年間の運転実績及びトラブルの報告の他、イオン源テストスタンドの整備状況についても報告する。