TUP039  粒子源  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARCハドロン施設における標的監視用ヘリウムガス循環装置の構築
Construction of the helium-gas circulation system for monitoring target soundness at J-PARC Hadron Facility
 
○渡邉 丈晃,上利 恵三,青木 和也,家入 正治,岩崎 るり,加藤 洋二,里 嘉典,澤田 真也,高橋 俊行,高橋 仁,田中 万博,豊田 晃久(KEK),野海 博之(RCNP),萩原 雅之,広瀬 恵里菜,皆川 道文,武藤 亮太郎,森野 雄平,山野井 豊(KEK)
○Hiroaki Watanabe, Keizo Agari, Kazuya Aoki, Masaharu Ieiri, Ruri Iwasaki, Yohji Katoh, Yoshinori Sato, Shin'ya Sawada, Toshiyuki Takahashi, Hitoshi Takahashi, Kazuhiro Tanaka, Akihisa Toyoda (KEK), Hiroyuki Noumi (RCNP), Masayuki Hagiwara, Erina Hirose, Michifumi Minakawa, Ryotaro Muto, Yuhei Morino, Yutaka Yamanoi (KEK)
 
現在ハドロン実験施設では2次粒子生成標的として1次陽子ビーム強度50kWに対応した金製の標的を使用している。ビーム照射に伴い金標的中には放射線物質が蓄積することとなり、標的が破損した場合は放射性物質が放出されることとなる。そこで、標的の健全性を監視する目的で、標的を収納している気密容器中に不活性ガス(ヘリウムガス)を封入し、そのガスを循環させてガス中の放射性物質濃度を監視するシステムの構築を行った。ここでは、主にヘリウムガス循環装置の設計概要および実際の運用状況などについて報告を行う。