TUP052  レーザー  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARC 3MeVリニアックにおけるレーザ荷電変換試験の結果(速報)
Preliminary Results of the Laser Charge Exchange Test using the 3-MeV Linac in J-PARC
 
○武井 早憲,平野 耕一郎,堤 和昌,千代 悦司,三浦 昭彦,近藤 恭弘,森下 卓俊,小栗 英知,明午 伸一郎(原子力機構、J-PARCセンター)
○Hayanori Takei, Koichiro Hirano, Kazuyoshi Tsutsumi, Etsuji Chishiro, Akihiko Miura, Yasuhiro Kondo, Takatoshi Morishita, Hidetomo Oguri, Shin-ichiro Meigo (J-PARC/JAEA)
 
日本原子力研究開発機構では、J-PARCリニアックによって400 MeVに加速された250 kWの陽子(負水素イオン)ビームを用いて、加速器駆動核変換システム(ADS)による長寿命放射性核種の核変換技術に関する基礎的な実験を行うために、核変換実験施設の建設を計画している。施設は、核燃料を用いて原子炉物理の基礎実験を行う臨界実験装置と陽子ビーム導入機構を設置した核変換物理実験施設と、陽子ビームによる材料照射など行うADSターゲット試験施設の2施設から構成されている。核変換物理実験施設では臨界集合体の最高熱出力(500 W)に対応する最大10 W程度の水素イオンビームが必要になるため、負水素イオンビーム(250 kW)にYAGレーザ光(波長1,064nm)を照射し、短パルスビームを取り出すレーザ荷電変換を導入する予定である。レーザ荷電変換技術の導入にあたり、荷電変換された水素イオンビームの強度やその安定性を評価することは、臨界集合体の熱出力を一定に保つために必要不可欠である。そこで、新たに構築した3MeVリニアックを用いて、水素イオンビーム強度などを測定するレーザ荷電変換試験を計画している。3MeVリニアック出射部の偏向電磁石内にレーザ衝突点を設け、負水素イオンビームにYAGレーザ光を照射し、荷電変換により小電流ビームを取り出す。本報告では、レーザ荷電変換試験の概要及びその測定結果について説明する。