TUP061 電子加速器 8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10 |
テーブルトップ電子加速器に用いるCバンド加速空洞の開発 |
DEVELOPMENT OF A C-BAND TABLE-TOP ACCELERATOR |
○豊川 弘之,藤原 健(産総研),金田 健一,中西 康介,田辺 英二(株式会社エーイーティー),山本 昌志(株式会社アキュセラ),井上 彬,夏井 拓也,吉田 光宏(KEK 総研大) |
○Hiroyuki Toyokawa, Takeshi Fujiwara (AIST), Kenichi Kaneta, Kousuke Nakanishi, Eiji Tanabe (AET Inc.), Masashi Yamamoto (Accuthera Inc.), Akira Inoue, Takuya Natsui, Mitsuhiro Yoshida (KEK-Sokendai) |
小型・軽量なテーブルトップCバンド電子加速器を開発したので報告する。近年、道路橋やトンネルなどの社会インフラの劣化診断を迅速に行うための先端技術開発の必要性が高まっている。我々は900 keV小型電子加速器ベースのX線源を開発し、後方散乱X線を用いた非破壊検査手法について研究を開始したところである。本手法はX線の利点である高精細画像と、電磁波レーダーの利点である片側アクセシビリティの簡便性を併せ持ち、現場で簡便にコンクリート内部を可視化可能であると期待されている。 本稿では、最大ピーク出力600 kWのCバンド帯域(5.3 GHz)マグネトロンを用いた小型電子加速器に用いる加速管の設計・製作、および高周波特性を評価した結果について報告する。また、実際に電子加速を行い、発生したX線を用いた画像取得実験を行った結果についても報告する。 |