TUP062  電子加速器  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
コンパクトERLにおけるバンチ圧縮のオプティクス
Beam optics for bunch compression at the compact ERL
 
○島田 美帆,宮島 司,中村 典雄,本田 洋介,上田 明,帯名 崇,高井 良太,原田 健太郎(高エネ研)
○Miho Shimada, Tsukasa Miyajima, Norio Nakamura, Yosuke Honda, Akira Ueda, Takashi Obina, Ryota Takai, Kentaro Harada (KEK)
 
バンチ圧縮はEUV FELには欠かせないものであり、ビームスタディが必要とされている。そこで、ほぼ相似のレイアウトであるコンパクトERLに新しく6極電磁石をインストールし、バンチ圧縮を実施した。主加速空洞をオフクレストで加速し、進行方向に勾配を与え、R56がnon zeroであるアークを通してバンチ長を調整する。CTRのテラヘルツ検出器をアークの出口に設置し、強度が最大になるようにオプティクスを最適化する。いくつかの加速位相でそれぞれR56や6極電磁石を調整し、分散関数の測定を行った。そして、加速位相8度のケースでエネルギー回収を実施し、最大50uAで運転を行った。このビームスタディの結果をシミュレーションと比較した。シミュレーションはできる限り実際の運転パラメータ・手順を再現し、電子銃からダンプまでStart-to-end simulationを行った。