TUP063  電子加速器  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
コンパクトERLにおけるエミッタンスおよびオプティクス測定
Emittance and optics measurements at the compact ERL commissioning
 
○島田 美帆,高井 良太,宮島 司,中村 典雄,本田 洋介,帯名 崇,上田 明(高エネ研)
○Miho Shimada, Ryota Takai, Tsukasa Miyajima, Norio Nakamura, Yosuke Honda, Takashi Obina, Akira Ueda (KEK)
 
コンパクトERLの大きな課題のひとつが低エミッタンスかつ大電流のビームの輸送であり、エミッタンスおよびオプティクスの評価は重要である。2016年2月から3月にかけて、様々な状態でビームスタディを行ってきた。空間電荷効果によるエミッタンス増加を抑えるためにオプティクスを最適化する他、1mAの大電流運転を達成するため、コリメータで効率よくハローを落とすためのオプティクスでビーム輸送を行った。さらに490kV電子銃電圧でのビーム運転も実施している。これらのビームを評価するため、Q scan methodによるエミッタンス測定を行った。また、並行して実施した周回部のオプティクス測定についても合わせて報告する。