TUP078  ビーム診断・ビーム制御  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARC RCS ビーム運転のための様々な機器の時系列監視
The time series monitoring of various equipments for the beam operation of J-PARC RCS
 
○畠山 衆一郎,山本 風海(JAEA J-PARCセンター)
○Shuichiro Hatakeyama, Kazami Yamamoto (JAEA J-PARC Center)
 
J-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)は、400MeV線形加速器(LINAC)から入射されたビームを3GeVまで加速し、速い繰り返し周期(25 Hz)で物質生命科学実験施設(MLF)および主リングシンクロトロン(MR)にビームを振り分けながら供給する。J-PARCではハドロン実験施設の事故以降、安全面を強化しており、機器が不調を来したときのビーム損失、及びそれに伴う環境への影響などを時系列で即時に総合的に判断する必要性が求められた。そこで本発表では、ビーム利用運転時のRCSの様々な機器からのデータ(ビーム電流、ビームロス、ビーム閉軌道の歪み、エリア内の放射線強度、ビームダンプ温度、冷却水流量・温度、荷電変換効率、ビームダクト真空圧力)を集約し時系列で表示するアプリケーションソフトウェアの開発について述べ、運用時のデータ例を提示し、その考察を述べる。