TUP084 ビーム診断・ビーム制御 8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10 |
6MVタンデム型静電加速器におけるビーム輸送設定条件の検討 |
Consideration on Setup Condition of the Beam Transport System for the 6 MV Tandem Electrostatic Accelerator |
○黒尾 奈未,笹 公和,細谷 青児,松中 哲也(筑波大学) |
○Nami Kuroo, Kimikazu Sasa, Seiji Hosoya, Tetsuya Matsunaka (University of Tsukuba) |
筑波大学研究基盤総合センター応用加速器部門には、2016年4月から稼働を開始 した6 MVタンデム型静電加速器があり、物理学、工学、化学などの基礎分野の他 にも様々な研究分野において利用されている。加速電圧は1 MVから6 MVの範囲で 1 KV単位で可変であり、5台のイオン源と12本のビームラインを有している。多 種類のイオンを広範囲のエネルギー幅で加速可能であることに加えて、ビームラ インが複数あるため、ビーム輸送の条件設定が複雑化している。その為、ビーム 輸送の設定パラメータの最適値を予め計算しておくことが、迅速なビーム供給に おいて必要となってくる。本研究では、6 MVタンデム型静電加速器におけるビー ム輸送の最適パラメータ設定値について検討を行ったので、その結果を報告する。 |