TUP095  加速器制御  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
SuperKEKBのCSSアラームシステム運用状況
Operation Status of CSS Alarm System for SuperKEKB
 
○中村 卓也(三菱電機システムサービス(株)),岩崎 昌子,帯名 崇,佐々木 信哉(高エネルギー加速器研究機構),浅野 和哉(関東情報サービス)
○Takuya Nakamura (Mitsubishi Electric System & Service Co.,Ltd.), Masako Iwasaki, Takashi Obina, Shinya Sasaki (KEK), Kazuya Asano (KIS)
 
2016年2月より、SuperKEKB加速器の運転が開始された。 SuperKEKBでは、KEKBでの電子・陽電子衝突頻度を約40倍高めることを目指しており、このような高輝度加速器の運転下において、安定して動作可能なアラームシステムの構築が重要である。 我々は、SuperKEKBの運転開始前よりControl System Studio(CSS)を利用したアラームシステムの動作試験、およびその性能評価を行い、その後SuperKEKBで運用するよう整備を行った。 実際にSuperKEKBの運転が開始されると、加速器の運転状況に応じて、アラームの監視設定の変更の要望や、アラーム情報の閲覧ツールの変更の要望などが寄せられた。 また、実際に運用を開始してから判明した問題点などもあり、対策を検討する必要もあった。 こういった要望への対応や問題点への対策を順次行っていき、加速器の運転状況に則したアラームシステムを運用するよう整備を進めている。 本件では、SuperKEKBでのCSSアラームシステムの運用状況について報告する。