TUP127  加速器応用・産業利用  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
高エネルギーX線源を用いた橋梁健全性評価の研究
Structural Analysis and Evaluation of Bridge using High Energy X-ray Source
 
○竹内 大智,矢野 亮太,上坂 充(東京大学原子力国際専攻),田中 泰司(東京大学生産技術研究所),高橋 佑弥(東京大学社会基盤学専攻),土橋 克弘,橋本 英子(東京大学),草野 譲一(アキュセラ),大島 義信(土木研究所)
○Hiroaki Takeuchi, Ryota Yano, Mitsuru Uesaka (The University of Tokyo/Dept.NEM), Yasushi Tanaka (The University of Tokyo/IIS), Yuya Takahashi (The University of Tokyo/Civil Engineering), Katsuhiro Dobashi, Eiko Hashimoto (The University of Tokyo), Joichi Kusano (Accuthela), Yoshinobu Oshima (PWRI)
 
高度経済成長期に急速に普及した橋梁などの社会インフラであるが、老朽化が深刻視されており、正確な健全性評価システムの開発の需要が高まっている。そのため、我々は高エネルギーX線を用いた非破壊検査による健全性評価システムの開発を目指している。 2015年3月、950keV X-band Linac X線源による透視検査を土木研究所にて行い、橋梁供試体内に存在するグラウト未充填箇所の検出に成功した。また、グラウト検出の際に求められる充填度合いを正確に評価するため、グラウト充填状況評価における評価精度向上に向けたグラウト充填度の異なる供試体を用いた実験を行った。 また、昨年度から行っている妙高大橋におけるX線透視検査の結果を用いた3次元有限要素法における構造解析を行い、妙高大橋の健全性評価を行った。健全性評価の結果を元に、解体工法の検討を行った。