| WEOM03 レーザー/粒子源1 8月10日 会議室201 10:50 - 11:10 |
| LaB6及びCeB6光陰極の温度・照射レーザー波長依存性 |
| Dependence of LaB6 and CeB6 Photocathodes on Temperature and Incident Laser Wavelength |
| ○守田 健一,全 炳俊,増田 開,Torgasin Konstantin,Suphakul Sikharin,桂山 翼,山下 大樹,紀井 俊輝,長�� 百伸,大垣 英明(京大エネ研) |
| ○Kenichi Morita, Heishun Zen, Kai Masuda, Konstantin Torgasin, Sikharin Suphakul, Tsubasa Katsurayama, Hiroki Yamashita, Toshiteru Kii, Kazunobu Nagasaki, Hideaki Ohgaki (IAE, Kyoto Univ.) |
| 近年、熱陰極材料を長寿命かつ低コストな光陰極材料として利用する試みがなされている。中でもLaB6やCeB6といった金属六ホウ化物単結晶陰極は低仕事関数、低蒸発率といった特徴を有するため、優れた熱陰極であると同時に光陰極運転時の優位性も期待されている。先行研究ではLaB6を光陰極として使用した際に量子効率が陰極温度の上昇に応じて改善することや、その理由が表面の清浄化によるものであり、1000 ℃以上での光陰極運転が適切であることが報告されている。この次の段階として、暗電流や熱エミッタンスが大きな問題にならない装置において、熱電子放出電流が無視できる程度の熱励起をレーザーによる励起と併用することで、量子効率の改善が可能であると考えられる。また、熱励起によりエネルギーが付与される事から、光電子放出に要求される光子エネルギーの低減が予想される。本研究では熱励起併用による量子効率改善の実現性と材料依存性を評価するために、仕事関数がほぼ等しく熱電子放出特性の異なるLaB6とCeB6に対し、光子エネルギーが仕事関数以上となる266, 355 nm, 仕事関数未満となる532 nmのナノ秒レーザーを照射し、広い温度範囲において光電子放出特性の計測と比較を行った。結果として、熱励起併用による量子効率改善と要求光子エネルギーの低減が確認されたので、ここに報告する。 |