WEOM08  高周波加速空胴/LLRF  8月10日 会議室201 13:30 - 13:50
超伝導空洞のHigh-Qの実現に向けての開発研究
Development of Superconducting RF cavities Toward High-Q Operation
 
○梅森 健成,井上 均,植木 竜一,加古 永治,許斐 太郎,久保 毅幸,阪井 寛志,清水 洋孝,土屋 清澄,寺島 昭男,増澤 美佳,道前 武,山中 将,渡辺 勇一(高エネ研),仙入 克也,原 博史,柳澤 剛(三菱重工メカトロシステムズ)
○Kensei Umemori, Hitoshi Inoue, Ryuichi Ueki, Eiji Kako, Tarou Konomi, Takayuki Kubo, Hiroshi Sakai, Hirotaka Shimizu, Kiyosumi Tsuchiya, Akio Terashima, Mika Masuzawa, Takeshi Dohmae, Masashi Yamanaka, Yuichi Watanabe (KEK), Katsuya Sennyu, Hiroshi Hara, Tsuyoshi Yanagisawa (MHI-MS)
 
超伝導空洞のCW運転においては、冷凍機負荷を削減するために低負荷運転、すなわちhigh-Qでの運転が望まれる。そのためには、周辺磁場の低減、超伝導への転移の際に磁場を空洞にトラップしずらくする方策、空洞内面の処理方法、空洞材料の選定などが重要になってくる。これらの対策として、コイルを用いて周辺磁場を打ち消すことによる磁場の削減、超伝導への転移する瞬間の冷却方法の最適化、窒素ドープの手法による空洞表面処理方法開発、ラージグレインと呼ばれる大きな結晶粒界を持つニオブ板を用いた空洞製作など様々な手法を試みている。これらの研究内容について、実験方法の説明を行い得られた結果を紹介する。