E. 講習会, 教材, など.


1. Usenix と MIT X カンファレンスで,John Ousterhout によるセミナが開
かれました.それらの最新の発表内容に関するスライドの入手先は,前述の通
りです.他のカンファレンスでも,Tcl/Tk に触れられているものもあります.
最近の Usenix 超高水準言語カンファレンスでも,Tcl について触れられてい
ます.

2. NeoSoft Communication Services ( info@NeoSoft.com, (713) 684-5900 , 9am - 4pm CDT M-F ) 社は,彼らの所在地である テキサス州 Houston か, あるいは現地出張サービスで,Tcl の入門,および,応用編の講習会を開く事 ができます. 内容と費用に関する情報は,要求できます.詳細は Ellyn Mustard に,電話 (713) 684-5900 か,電子メール ellyn@neosoft.com で連絡を取って下さい.

3. Computerized Processes Unlimited ( gwl@cpu.com, (504) 889-2784 4200 S. I-10 Service Road, Suite #205, Metairie, LA 70001 ) 社は, Tcl/Tclx のリファレンス・マニュアルを売り出しています.これは,コマン ドを機能毎に章分けし,広範囲な索引を備えています.また,Tcl の何種類か の講習会も引き受けています.例えば,

(1) コース名 :          Tcl プログラミング入門
                        (Introduction to Programming in Tcl)
    日程 :              2 日間
    形式 :              教材は講義形式で提供され,X 端末で RISC ワーク
                ステーションに接続して実習する.
    内容 :              講習参加者に Tcl/TclX プログラミングの紹介をす
                る.

                        以下の項目を扱う:
                                - 変数
                                - 配列
                                - リスト
                                - キー付きリスト
                                - 文法
                                - 流れ図
                                - プロシージャ
                                    o 定義
                                    o 呼び出し
                                    o 変数の引渡し
                                    o 配列の引渡し
                                    o リストの引渡し
                                - Tcl からのプログラム実行
                                - 子プロセスとの通信
                                - シグナル・ハンドリング
                                - エラー処理
                                - システム機能へのアクセス
                                - プログラミングテクニック
                                   o 自動読み込みプロシージャの使用
                                   o クォートの適切な使用法

    レベル :    	技術的: 初心者から中級者まで

    必要条件 :  	vi か emacs を使えること.
                        プログラムのコンセプトに触れたことのあること.
                        csh/ksh が使える (プログラムではなく) こと.

2.  コース名 :  Tk によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース
                の構築  (Building Graphical User Interfaces in Tk)

    日程 :              2 日間

    形式 :      教材は講義形式で提供され,X 端末で RISC ワーク
                ステーションに接続して実習する.

    内容 :      講習参加者に Tcl/Tk を用いたグラフィカル・ユー
                ザインタフェースの構築法を学ばせる.

                        以下の項目を扱う:
                                - 背景となるコンセプト
                                - ウィジェットの概要
                                - バインド (Bindings) の付加
                                - ウィジェットクラスのバインド
                                - ジオメトリ・マネージャ
                                - Tcl/Tk からのプログラム実行
                                - 子プロセスとの通信
                                - Tcl/Tk でのウィジェットの記述
                                - プログラミングテクニック
                                   o クォートの適切な使用法
                                - Tk のインタフェースビルダ

    レベル :            技術的: 初心者から中級者まで

    必要条件 :  前述の Tcl プログラミング入門コースの終了者か,
                Tcl を理解していること.
4. Tcl/Tk の配布されたドキュメントの物理的コピーが,バークレーの Northside Copy Central から, "TCL" という検索名の下の "Tcl/Tk Documents" というタイトルで入手可能です.電話番号は (510) 849-9600 で,螺旋ばね閉じのピンクのカバー,透明プラスチックの表裏表紙付で約 15 〜 20 ドルです.